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奇品

きひん
名詞
1
標準
文例 · 用例
丹泉はしきりに称讃してその鼎をためつすがめつ熟視し、手をもって大さを度ったり、ふところ紙に鼎の紋様を模したりして、こういう奇品に面した眼福を喜び謝したりして帰った。
幸田露伴 骨董 青空文庫
丹泉はしきりに称讃して其鼎をためつすがめつ熟視し、手をもつて大さを度つたり、ふところ紙に鼎の紋様を模したりして、斯様いふ奇品に面した眼福を喜び謝したりして帰つた。
幸田露伴 骨董 青空文庫
茶山は朝顔の奇品を栽培してゐたが、人に種子を与へて惜まなかつたので、種子が遂に※きた。
森鴎外 伊沢蘭軒 青空文庫
年少の友だつた田能村竹田の、「収蔵せる法書、名画、金石、彝鼎、及び夷蛮より出づる所の異物奇品|棟宇に充積す」と言つたのも必しも誇張ではなかつたであらう。
芥川龍之介 僻見 青空文庫
槍に登って余裕のある人は、中途高山植物の奇品を採りながらこの峰に登るも面白かろう。
鵜殿正雄 穂高岳槍ヶ岳縦走記 青空文庫
此家に先代より秘蔵する亀の化石あり、伝ていふ、近き山間の土中より掘得といふ、実に化石の奇品なり、茲に図を挙て弄石家の鑒を俟。
鈴木牧之編撰 北越雪譜 青空文庫