紙鉄砲
かみでっぽう
名詞
標準
popgun
文例 · 用例
さっきから口が利けないで、あのふくれた腹に一杯固くなるほど詰め込み詰め込みしておいた声を、紙鉄砲ぶつようにはじきだしたものらしい。
— 泉鏡花 『化鳥』 青空文庫
生命がけで、描いて文部省の展覧会で、平つくばって、可いか、洋服の膝を膨らまして膝行ってな、いい図じゃないぜ、審査所のお玄関で頓首再拝と仕った奴を、紙鉄砲で、ポンと撥ねられて、ぎゃふんとまいった。
— 泉鏡花 『紅玉』 青空文庫
」一通の声ではない、さつきから口が利けないで、あのふくれた腹に一杯固くなるほど詰め込み/\して置いた声を、紙鉄砲ぶつやうにはぢきだしたものらしい。
— 泉鏡花 『化鳥』 青空文庫
生命がけで、描いて文部省の展覧会で、平つくばつて、可いか、洋服の膝を膨らまして膝行つてな、いゝ図ぢやないぜ、審査所のお玄関で頓首再拝と仕つた奴を、紙鉄砲で、ポンと撥ねられて、ぎやふんとまゐつた。
— 泉鏡花 『紅玉』 青空文庫
私どものいろいろな経験がただその時だけで過ぎてしまって、紙鉄砲みたいに或る一つの所を向うへ出てしまえばお終いであるなら、人生はあまりに詰らない。
— 宮本百合子 『婦人の創造力』 青空文庫
ターンと響く銃声は、紙鉄砲の音である。
— 豊島与志雄 『鴨猟』 青空文庫
帰りは、紙鉄砲や折紙細工の批評や、焔の上に手を翳して平気でいた魔術師の噂さなどで、彼らはそれぞれ興奮していた。
— 十一谷義三郎 『青草』 青空文庫
弥次郎兵衛とか、跳び兎とか、竹蜻蛉、紙鉄砲、笛など、ごく単純な玩具を自分で作ったのや、季節と場所によっては小鮒や蟹、蛙などという生き物を捕って、もっぱら小さな子供相手に売るのである。
— 山本周五郎 『雨あがる』 青空文庫
作例 · 標準
新聞紙を折って作った紙鉄砲を思い切り振り下ろすと、パンッという快い音が響いた。
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どっちが大きな音を出せるか、弟と競い合って紙鉄砲を鳴らして遊んだ。
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授業中にこっそり紙鉄砲を鳴らして、先生にこっぴどく叱られた思い出がある。
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「ほら、手首のスナップを利かせるのが紙鉄砲を上手に鳴らすコツだよ」
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