生者
なまもの
名詞頻度ランク #37704 · 青空 106 例
標準
immature person
文例 · 用例
自然全體のいとも見事な樂しい調和に存するところの眞の精神的愉悦を取りちがへぬやうにと、私が自分の仕事に先立つて、まづ、素直に、純粹に、苛立たず、亢奮することなく、生者として(en vivant)一切の準備をするのは、それがためなのです。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『或女友達への手紙』 青空文庫
此往生極楽記は其序に見える通り、唐の弘法寺の僧の釈迦才の浄土論中に、安楽往生者二十人を記したのに傚ったものであるが、保胤往生の後、大江匡房は又保胤の往生伝の先蹤を追うて、続本朝往生伝を撰している。
— 幸田露伴 『連環記』 青空文庫
而して稀に見るところの蘇生者の談話は非器分の游離を思はしめ、又他世界の存在をも思はしめるに與かつて力が有つたらう。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
但し蘇生者が多く他世界の談を爲すこと、たとへば智光の古談の如きは、即ち其の人猶眞に死せずして、不完全ながら腦作用を繼續し居たるを證するものであり、又微量ながら腦に向つて血液の供給されて居たことを語るものである。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
然しお上人さまがよう言わるる此の世のさまは、生者必滅、会者定離。
— 岡本かの子 『取返し物語』 青空文庫
南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、万物逝いて復らず、人生流転、生者必滅、色即是空!
— 織田作之助 『猿飛佐助』 青空文庫
この男の意志を蹂躪し、彼からは全然独立した・意地の悪い存在のように、その濃紺の背広の襟と短く刈込んだ粗い頭髪との間に蟠踞した肉塊――宿主の眠っている時でも、それだけは秘かに目覚めて哂っているような・醜い執拗な寄生者の姿が、何かしら三造に、希臘悲劇に出て来る意地の悪い神々のことを考えさせた。
— 中島敦 『狼疾記』 青空文庫
寄生者の生活にはしばしばのこと、一場の挨拶が縺れついている。
— 佐左木俊郎 『仮装観桜会』 青空文庫
作例 · 標準
「まだまだ君は生者だな、そんな甘い見通しでこの業界を生き残れると思っているのか」と一喝された。
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あの頃の自分は生者で、周囲の助言を素直に聞き入れる度量も持ち合わせていなかった。
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熟練の職人の目から見れば、彼の手つきはまだ生者の域を出ない未熟なものだった。
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