かに玉
かにたま
名詞
標準
Chinese dish with fried egg and crab
文例 · 用例
函嶺を絞る点滴に、自然浴した貴婦人の膚は、滑かに玉を刻んだように見えた。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
窓の月は、キラリと笄の艶に光って、雪燈は仄かに玉のごとき頸を照らした。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
而して驚かされた乳酪の塊が椅子の上からすべり下り、料理人が細かに玉葱の庖丁を刻み、懶けたソフアの物思が軟かに温かい欠伸をつく。
— 北原白秋 『桐の花』 青空文庫
それは確かに玉藻の声であった。
— 岡本綺堂 『玉藻の前』 青空文庫
三 いかに玉藻に口説かれても、千枝太郎は師匠の使命を果たさなければならない破目になっていた。
— 岡本綺堂 『玉藻の前』 青空文庫
その光りのなかに玉藻はすくっと起ち上がった。
— 岡本綺堂 『玉藻の前』 青空文庫
観音堂裏は、昔の不夜城の入口で、今僅かに玉ころがしや空気銃、夏向きには鮒釣りなどで、職人肌の兄貴連を引きつけて居るが、弦歌のひゞきぱたりと絶えて二三の曖昧宿に、臨検におびえながら出入りする白い首が闇にうごめくだけではたゞもう淋しさの上塗りをするだけである。
— 小酒井不木 『名古屋スケツチ』 青空文庫
第七十六回 真の素性 勿論、愛らしい活々した秀子の美しさが蝋細工の顔形へ悉く写し取らるる筈はない、此の顔形を真の秀子に比ぶれば、確かに玉と石ほどの相違はある、けれど秀子の顔を写した者には違いない、人間業で秀子の顔を、他の品物へ写すとすれば是より上に似せる事は到底出来ぬ。
— 黒岩涙香 『幽霊塔』 青空文庫
作例 · 標準
冷蔵庫に余っていたカニカマを使って、今夜は手軽にかに玉を作ってみた。
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「わあ、このかに玉、あんがトロトロで最高に美味しい!」
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中華料理屋の強い火力で一気に焼き上げられたかに玉は、家では真似できないふわふわの食感だ。
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「今日の晩ごはん、かに玉だよ」という母の声を聞いて、弟が嬉しそうに食卓へ駆け寄ってきた。
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