事務を執る
じむをとる
表現動詞-五段-ラ行
標準
to do (attend to) business
文例 · 用例
然らば學問をするにも、事務を執るにも、勞働に服するにも、張る氣を以て之に當つたならば、所謂其の人の最高能力を出した譯で、非常に其の結果は宜しかるべきである。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
であれば、学問をするにも、事務を執るにも、労働に服すにも、張る気を以ってこれに当たったなら、いわゆるその人の最高能力を出す訳で、非常にその結果は宜しいことになる。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫
それで藩の政庁は従来通り役々が出勤して事務を執る。
— 内藤鳴雪 『鳴雪自叙伝』 青空文庫
社員はいつでも自分の好きな時に事務を執るようにして、嫌な時には何でも他のことをして遊ぶ、随って、早朝から夜中までの間に勝手な時幾時間勤むればよいと、そういう風になれば最も理想的だ、相互の事務の連絡は書面やなんかでつけることが出来るだろう……とね。
— 豊島与志雄 『或る素描』 青空文庫
真名古警視が検察の事務を執るに当っては、その冷執陰険なることはユウゴオの「噫無情」に登場するかのジャヴェル探偵にもゆめゆめ劣らぬ事はすでに述べた。
— 久生十蘭 『魔都』 青空文庫
彼が階下へ下りて來たのは、事務を執る爲めであつた。
— ブロンテイ 『ジエィン・エア』 青空文庫
しかし父が賜暇を得て、居宅で事務を執ることを許されたあいだ、側にいて手助けをした経験がずいぶん役立ち、さしてまごつくこともなくその職に馴れていった。
— 山本周五郎 『落ち梅記』 青空文庫
人民の事務を執る政府ではなくて、なにか他のことばかり心配をする政府である。
— 大鹿卓 『渡良瀬川』 青空文庫