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設色

せっしょく
名詞
1
標準
文例 · 用例
大事の仕事であったので、弟子達にも手伝わせず素描から設色まで融川一人で腕を揮った。
国枝史郎 北斎と幽霊 青空文庫
これより勝川春章に従い設色をもって賞せられたれども師に対して礼を欠き、春章怒って放逐す。
国枝史郎 北斎と幽霊 青空文庫
画は青緑の設色です。
芥川龍之介 秋山図 青空文庫
この雲煙邱壑は、紛れもない黄一峯です、癡翁を除いては何人も、これほど皴点を加えながら、しかも墨を活かすことは――これほど設色を重くしながら、しかも筆が隠れないことは、できないのに違いありません。
芥川龍之介 秋山図 青空文庫
林木なぞの設色も、まさに天造とも称すべきものです。
芥川龍之介 秋山図 青空文庫
春信の板画は布局設色相共に単純を極む。
永井荷風 江戸芸術論 青空文庫
富嶽三十六景と諸国滝巡りとはその設色の布局と相俟つて北斎をして不朽ならしむる傑作品なれども、その船舶その人物樹木家屋|瓦等に何となく支那らしき趣を覚えしむ。
永井荷風 江戸芸術論 青空文庫
伝記の考究は暫く措き、今その板画を見るに北寿は直接に和蘭陀画の影響を受け西洋風の遠近法と設色法と時には光線をも木板摺の上に転化応用せんと企てたる画工なり。
永井荷風 江戸芸術論 青空文庫