輪を描く
わをかく
表現動詞-五段-カ行
標準
to form a circle
文例 · 用例
倉が、重々しい口調で――お、ま、は、り――おま、はり――おまはり――と、蝉をつまんだ手の先で、マルの上に大きな輪を描くのであつた。
— 牧野信一 『創作生活にて』 青空文庫
のみならず更に不思議な事には、おれが立つて見てゐる間に、何処からか飛んで来た鴉が二三羽、さつと大きな輪を描くと、黙然と箒を使つてゐる二人の肩や頭の上へ、先を争つて舞ひ下つた。
— 芥川龍之介 『東洋の秋』 青空文庫
私は黙々として記憶の道順を反芻しながら、いくつかの十字路を曲ると、むくむくと生え並んだ生垣の中に、ぼんやりと輪を描く外燈を発見した。
— 蘭郁二郎 『蝕眠譜』 青空文庫
輪を描くように、自分の一家族はお互いの身体を寄せあって、少くともそれだけは肌身の温もりをしっかり感じ合っていたかった。
— 本庄陸男 『石狩川』 青空文庫
子供の踊(唱歌用として)踊、踊、桃と桜の咲いたる庭で、これも花かや、紫に円く輪を描く子供の踊。
— 與謝野晶子 『晶子詩篇全集』 青空文庫
踊、踊、鍬を執る振、糸引く姿、そして世の中いつまでも円く輪を描く子供の踊。
— 與謝野晶子 『晶子詩篇全集』 青空文庫
まして、輪を描く水色のそれの煙を眺むれば、黄金のうすぎぬ軽々と舞うて空ゆく身が見える。
— 與謝野晶子 『晶子詩篇全集拾遺』 青空文庫
流れの面に、落ちては輪を描く霙の白妙に、見紛う色のみやこ鳥をながめながら、透きとおるほどの白魚を箸につまんだ趣は、どんなに風流なことであったろう。
— 佐藤垢石 『みやこ鳥』 青空文庫
作例 · 標準
校庭の真ん中で、全校生徒が手を取り合って大きな輪を描くように並んだ。
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盆踊りの会場では、浴衣姿の人々が櫓を中心に幾重にも輪を描くように踊っている。
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「全員で輪を描くように座って、今からミーティングを始めるよ」
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標準
to draw a circle
作例 · 標準
空を見上げると、一羽のタカが獲物を探してゆったりと輪を描くように飛んでいた。
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コンパスを使わなくても、彼女はフリーハンドで完璧な輪を描くことができる。
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「ノートの余白に何度も輪を描く練習をすれば、筆運びがスムーズになるよ」
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