霊効
れいこう
名詞
標準
文例 · 用例
影のように附添って介抱する黄色い着物の茶博士たちが、入れ代り立ち代り捧げ持って来る崑崙茶の霊効でもって、夜も昼も神仙とおんなじ気持になり切っている。
— 夢野久作 『狂人は笑う』 青空文庫
マンドレークに関係して茲に少しく述べて置きたいのは、古来我国|及支那で万病に霊効ありと唱せられて居る人参のことである。
— 小酒井不木 『毒と迷信』 青空文庫
この人参は丁度マンドレークのやうに、人間の形に類似して居て「本草綱目」の中にも、「根に手足両目ありて人の如きもの神と為す」とあるが如く、この形のために霊効があるといふ迷信が生じて来たものらしい。
— 小酒井不木 『毒と迷信』 青空文庫
人参中にはマンドレークの含有するやうな毒物はなく、近時二三の研究家が、そのうちから特殊の成分を取り出したといふが、勿論俗間に信ぜられて居るやうな霊効のある訳ではない。
— 小酒井不木 『毒と迷信』 青空文庫
青年期には葛木山に籠つて修法錬行し、如意輪法、宿曜秘法等に達し、看病薬湯の霊効に名声があつた。
— 坂口安吾 『道鏡』 青空文庫
青年期には葛木山に籠って修法|錬行し、如意輪法、宿曜秘法等に達し、看病薬湯の霊効に名声があった。
— 坂口安吾 『道鏡』 青空文庫
われは兩三度旅亭の浴槽に浴したる後、導を得て靈效神の如しといへる川原の湯に赴かんとしつ。
— 田山花袋 『日光山の奧』 青空文庫