所蔵者
しょぞうしゃ
名詞
標準
owner
文例 · 用例
あるいは昔の所蔵者が有名な人であった場合にはその人に関する聯想が骨董的の価値を高める事もある。
— 寺田寅彦 『科学上の骨董趣味と温故知新』 青空文庫
しかし単に余輩の言のみではなお不安心であろうから、余輩がかの小論文の載った『ミネルヴア』を所蔵者菅原儀左衛門に寄贈したに対して、同君から寄越された挨拶状の一節を念のために左に摘録する。
— ――日本石器時代終末期問題―― 『「あばた」も「えくぼ」、「えくぼ」も「あばた」』 青空文庫
然るに栗山は藩主が阿波の国の半を割いて引替にしようと言われても所蔵者はなお応じまいと答えたという事から、仏庵が古硯の名はいよいよ高くなり、知名の士の題詩を贈るもの日に多きを加えた。
— 永井荷風 『下谷叢話』 青空文庫
日本民藝美術館蔵(現在、所蔵者不明)。
— 柳宗悦 『工藝の道』 青空文庫
――だがその表題の題簽も、年経て文字もかすかに手摺れてしまい、江戸時代になってから、何代目かの所蔵者が、またその横に、題簽を貼り加えた。
— 吉川英治 『茶漬三略』 青空文庫
これは今の所蔵者は、長尾欽也氏とわかっていることだし、重要文化財に指定されて、その名幅たる位置も、厳然となっている今日なので、書いても決して、所蔵者をも画幅をも傷つけることにはなるまいと思われるので、閑話休題として、茶ばなしに語ってみる。
— 吉川英治 『随筆 宮本武蔵』 青空文庫
中村渓男氏の話によると、藤房はじつは後醍醐の落胤であることが、近ごろ西村貞氏の発見された何かで証明され、画幅の所蔵者の鳥海青児氏もひどくよろこんでいる物だそうな。
— 吉川英治 『随筆 私本太平記』 青空文庫
作例 · 標準
その絵画の所蔵者は、著名なコレクターとして知られている。
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