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新室

にいむろ
名詞
1
標準
文例 · 用例
此日神を請ずる家が「新室」と称へられた。
折口信夫 村々の祭り 青空文庫
宮廷の新室|寿きなる大殿祭・鎮魂祭・新嘗祭などに来る異装人、又は、京都辺の大社、平野・松尾などの祭りに参加する山人なども、一つ者であつて、山の神人だ。
折口信夫 村々の祭り 青空文庫
秋祭りなる新室ほかひがすむと、直に翌日から春になつた。
折口信夫 村々の祭り 青空文庫
春祭りのとりこしもあるが、冬の月次祭出のものもあり、新室ほかひに属するものもある。
祭りの発生 その一 ほうとする話 青空文庫
新室のほかひに来た神と神に仮装した後代の番匠との聯絡が忘れられて、飛騨の匠や竹田の番匠など言ふ、建築の名人の名を神に代入したのである。
熊本利平氏に寄す 雪の島 青空文庫
だから其が、宮殿を褒める時の詞とか、新室ほかひの時の詞として、使はれてゐるのである。
折口信夫 神道に現れた民族論理 青空文庫
この「見立て」の考へは、祝詞の考へ・新室のほかひの考へ・大殿ほかひの考へと、互ひに聯関してゐるものであつて、殊に其中心勢力になつてゐるものは、祝詞であるから、祝詞の研究を十分にしたならば、今まで解けなかつた、神道関係の不可解な事も、存外、明らかに釈けて来さうに思ふ。
折口信夫 神道に現れた民族論理 青空文庫
それで、新嘗祭の新室も、一言呪言を唱へて、其で、新室と信じきつて居つた。
折口信夫 大嘗祭の本義 青空文庫