駒下駄
こまげた
名詞
標準
low wooden clogs
文例 · 用例
喜多八、さあ、其の氣で歩ばつしと、今こそ着流で駒下駄なれ、以前は、つかさやをかけたお太刀一本一寸極め、振分の荷物、割合羽、函嶺の夜路をした、内神田の叔父的、名を彌次郎兵衞といふ小田原通、アイお茶代を置いたよ、とヅイと出るのに、旅は早立とあつて午前六時に搖起された眠い目でついて行く。
— 泉鏡太郎 『城の石垣』 青空文庫
が、袷に羽織で身は軽し、駒下駄は新しし、為替は取ったし、ままよ、若干金か貸しても可い。
— 泉鏡花 『国貞えがく』 青空文庫
袴をはいて、新しい駒下駄をはいていた。
— 太宰治 『服装に就いて』 青空文庫
やにわに長い手を伸ばされて、はっと後しざりをする、娘の駒下駄、靴やら冷飯やら、つい目が疎いかして見分けも無い、退く端の褄を、ぐいと引いて、「御夢想のお灸であすソ、施行じゃいの。
— 泉鏡花 『露肆』 青空文庫
露地の細路……駒下駄で…… と得意の一節|寂寞とする。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
……露地の細路、……駒下駄で……「お孝、それだけは堪忍しな。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
糸より細い忍音の……――露地の細路、駒下駄で――「ああ……可厭な……姉さん。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
」 ――露地の駒下駄――は、この婦で、怯えた声はその妓であった。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
作例 · 標準
浴衣姿の温泉街の散策には、やはりカランコロンと鳴る駒下駄が似合う。
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祖父は祭りの日になると、大切に手入れされた駒下駄を履いて出かけていった。
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駒下駄の鼻緒が指の間に食い込んで、歩くたびに少し痛む。
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