挟み打ち
はさみうち
名詞
標準
文例 · 用例
挟み打ちにいたそう!
— 千代田城へ乗り込んだ退屈男 『旗本退屈男 第十一話』 青空文庫
自分らの青春の夢は、明治と昭和に挟み打ちに合った大正で、以後通用しそうなときはもうないのだ。
— ――木人夜穿靴去、石女暁冠帽帰(指月禅師) 『夜の靴』 青空文庫
第一次の帝都空襲に、予想以上の大痛手をうけた祖国日本は近く第二次の大空襲を、太平洋と亜細亜大陸両方面から、挟み打ちの形で受けようとしている。
— 海野十三 『空襲葬送曲』 青空文庫
私はとうとう挟み打ちになってしまった。
— 海野十三 『疑問の金塊』 青空文庫
「そうれ、逃がすな」 ムクは古市の町の左側の大榎のところまで来た時分に、前後から挟み打ちにされてしまいました。
— 間の山の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
両隣りから二階建ての仕舞家に挟み打ちにされて、妙にその煉瓦の色が黒ずんで見え、さも窮屈さうに頑張つてゐる恰好である。
— 神西清 『地獄』 青空文庫
「おお、心得た」 剣の光をジリジリとよじらせて、お十夜と共に、怪しげな駕を挟み打ちに、左右から肉迫して行った。
— 江戸の巻 『鳴門秘帖』 青空文庫
はさみ打ちの位置に置かれたのである。
— 国枝史郎 『娘煙術師』 青空文庫