幻辞.com

足太

あしぶと
名詞
1
標準
文例 · 用例
」 頤杖した縁側の目の前に、しかき贈物を置いて、別に意にも留めない風で、滝太郎はモウセンゴケを載せた手巾の先を――ここに耳を引張るべき猟犬も居ないから――摘んでは引きながら、片足は沓脱を踏まえたまま、左で足太鼓を打つ腕白さ。
泉鏡花 黒百合 青空文庫
ここは天竺という国で、女と一緒に象に乗っている男は斑足太子というのじゃ。
岡本綺堂 玉藻の前 青空文庫
まずその手始めとして斑足太子をたぶらかし、天地|開闢以来ほとんどそのためしを聞かぬ悪虐をほしいままにしている。
岡本綺堂 玉藻の前 青空文庫
まずその手始めとして斑足太子をたぶらかし、天地開闢以来ほとんどそのためしを聞かぬ悪虐をほしいままにしている。
岡本綺堂 玉藻の前 青空文庫
」 と、寺へ駈け込んで、一夜に髪を剃りこぼち、きのうの具足太刀を、数珠法衣に着かえて、どこまでも命を保とうとした醜類中の醜もあったが、「仮借すな」 とある信長の厳命に、織田軍の兵はそれらの者もすべて山門から引きずり出して斬った。
第六分冊 新書太閤記 青空文庫