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痳痺

痳痺
名詞
1
標準
文例 · 用例
その幾多の実例が、グーリュとブローの『人格の変換』の中にも記されているとおりで、ある種の比斯呈利病者になると、鋼鉄を身体に当てて、その反対側に痳痺を起すことが出来るのだ。
小栗虫太郎 黒死館殺人事件 青空文庫
父――私は、ただそうとのみ感じただけで、その瞬間、神経が寸断寸断にされたような、痳痺を覚えました。
小栗虫太郎 オフェリヤ殺し 青空文庫
然しその花弁には、多分クラーレあたりの、皮膚を痳痺させる毒物が塗られていたに違いない。
小栗虫太郎 オフェリヤ殺し 青空文庫
旨い局所へ酒が回って、刻下の経済や、目前の生活や、又それに伴う苦痛やら、不平やら、心の底の騒がしさやらを全然|痳痺してしまった様に見える。
夏目漱石 それから 青空文庫
これから採った薬液を、幻覚痳痺性眠剤と呼ぶ。
国枝史郎 天主閣の音 青空文庫
こうして出来上った薬品が、幻覚痳痺性眠剤だ」 ひょいと老人は立ち上った。
国枝史郎 天主閣の音 青空文庫
女「エツ、玉子酒を飲んだの……しやうがねえな、これはいけねえんだよ、お前が拵らへた痳痺薬が入つてゐるんだよ。
三遊亭円朝 鰍沢雪の夜噺(小室山の御封、玉子酒、熊の膏薬) 青空文庫
しかし、もつといゝ条件の下ででも、ボルシエヰキ国家の官僚政治的フランケンスタインの協約は、共産主義者によつてなされた子供と教育とのための最上の努力を痳痺させ、最善の目論見を破棄することよりほか出来なかつたのだ。
エマ・ゴオルドマン 子供の保護 青空文庫