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荷抜き

にぬき
名詞動詞-サ変
1
標準
pilferage
文例 · 用例
平時の荷抜き、喧嘩まぎれの掠奪、放火、暴行、私刑のやりくちなど、やはり不羈の民たることは争えない。
婆娑羅帖 私本太平記 青空文庫
青砥が浪々の身で、牛を呶鳴り、その逸事が時頼の耳にはいり、それは面白い男だという事になって引付衆にぬきんでられたのである。
太宰治 新釈諸国噺 青空文庫
石太郎はだまって、依然、土手の声に聞き入っていたが、やがて、土手についていたもう一方の手が、ぐっと草をつかんだかと思うと、土管の中から、右手を徐々にぬきはじめた。
新美南吉 青空文庫
然れども我が知りてよりの彼は、沈静なる硬漢、風流なる田人、園芸をわきまへ、俳道に明らかに、義太夫の節に巧みに、刀剣の鑑定にぬきんで、村内の葛藤を調理するに威権ある二十貫男、むかし三段目の角力を悩ませし腕力たしかに見えたり。
北村透谷 三日幻境 青空文庫
静かにぬき足してその石階を登った。
田山花袋 一兵卒 青空文庫
俺は泥棒のやうにぬき足さし足で、愛人と愛情を感じなければならなくなつた。
大正十一年九月(推定) 小島勗宛 書翰 青空文庫
ここにぬきがきした僅の句は、私たちに理解されるというばかりでなく真実の共感があるものばかりである。
宮本百合子 芭蕉について 青空文庫
丹七は気づかれぬようにぬき足で彼女の傍へ来て、よく見るとそれは、六七|寸の藁人形であった。
小酒井不木 血の盃 青空文庫
作例 · 標準
輸送中に荷抜きがあったらしい。トラックの荷台に隙間ができていた。
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「せっかく仕入れた商品なのに、荷抜きされるなんて腹が立つ!」と、店長は怒っていた。
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船積みの際、荷抜きの被害を防ぐために厳重な監視が行われた。
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