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済説

せいせつ
名詞
1
標準
文例 · 用例
思惟経済説は、有用なものが真理であり、真理の標準は有用性にあるとする実用主義(プラグマティズム)の一種である。
三木清 哲学入門 青空文庫
この塾は昔時国富論派の代表なる福沢諭吉氏の創立にして、これに次ぎ泰西の経済説を教えたるは古洋学者の巨擘たる尺振八氏の家塾なりという。
陸羯南 近時政論考 青空文庫
したがって乱を思うのじゃな」「何んとか救済いたしませねば……」「それがない、救済の法が」「慶安の頃、熊沢蕃山先生が……」「説いた、救済説を、わしも読んだ、有名な『大学或問』であろう。
国枝史郎 血煙天明陣 青空文庫
――だからマッハ主義の思惟経済説のような一種の懐疑的な相対主義や現象主義さえが、プラグマティズムと平行する同僚現象として生じているのである。
戸坂潤 認識論とは何か 青空文庫
現に同じく進化論に由来するマッハの思惟経済説は一種のプラグマティズムに数えられているのである。
戸坂潤 辞典 青空文庫
例えば原子も実在性を有つのではなく、単にかかるものを思惟することが思惟のエネルギーを経済的にするが故に、初めて原子を思惟することも真理であり得ると考える(思惟経済説)(この点プランク(M. Planck)との論争が歴史的)。
戸坂潤 辞典 青空文庫
之は進化論の思想を介して、向の思惟経済説と現象主義とに結びついているが、物理学の理論的歴史をこの立場から書き得たことは恐らく彼の永久の功績である。
戸坂潤 辞典 青空文庫
思惟經濟説はマッハやアヴェナリウスなどによつて唱へられ、主として自然科學者の間に追從者をもつてゐる。
三木清 認識論 青空文庫