国柱
こくちゅう
名詞
標準
文例 · 用例
一時は筧博士の「古神道大義」という私にはむずかしい本を熱心に読んだことも記憶にあるが、遂に私は日蓮聖人に到達して真の安心を得、大正九年、漢口に赴任する前、国柱会の信行員となったのであった。
— 石原莞爾 『戦争史大観』 青空文庫
大正十四年秋、シベリヤ経由でドイツから帰国の途中、哈爾賓で国柱会の同志に無理に公開演説に引出された。
— 石原莞爾 『戦争史大観』 青空文庫
この城の歴史よりも古くからある国柱の神前に坐して、彼は拝跪して体じゅうが凍るのもわすれていた。
— 第三分冊 『新書太閤記』 青空文庫
白尾国柱翁の『倭文麻環』巻六には、大隅|肝属郡高山村大字新富の狸の変化を記して、その終りに、西国にては狐こそ妖をなすにこの肝属|隈にては狸の化物多しと書いてある。
— 柳田國男 『地名の研究』 青空文庫
じゃに依って、この国の土中には、無数の名なき牢人の白骨が、国柱となっておるが……さて、今の牢人は如何に、などとも仰っしゃった」 佐渡は、語りながら、幸村の顔を、敢て直視した。
— 円明の巻 『宮本武蔵』 青空文庫
「呉の国柱と仰がれた人は、その初めを周瑜公となし、次いで魯粛公がこれを享け、先頃までは、呂蒙公を以て、国家の大事も、この人あればと、衆みな信望していたものでした。
— 出師の巻 『三国志』 青空文庫
しかしひそかには、持明院統の御一方から院宣をいただき、あくまで、大君には仕え奉るおこころざしではいるのです」「それは理窟だ、大君を国柱とし、大君に仕えるとは、衆智の理を超えた理の磨き合いにほかならぬ。
— 筑紫帖 『私本太平記』 青空文庫
大君を国柱とし、大君に仕え奉るとは、衆知の理を超えた理の磨きあいにほかならぬ。
— 湊川帖 『私本太平記』 青空文庫