応帳
おうちょう
名詞
標準
文例 · 用例
西郷には後刻警察に出頭するよう一応命じておきましたが、同行した二人の医師も一応帳簿などを調べましたが、それによつても、どうも云つている事に嘘はないようです。
— 浜尾四郎 『殺人鬼』 青空文庫
一応帳面を読み終ると、貝十郎は沈思した。
— 国枝史郎 『血煙天明陣』 青空文庫
「そんな譯ぢやございませんが、――跡取りのお孃さんが亡くなると、一應帳面の締括りもつけて置かなければならず、それに葬ひ萬端の費用のことも考へなきやなりません」「大層手廻しなことだ――」 平次は皮肉のやうに言つて、スツと廊下に溢れる顏を見渡しました。
— 妹の扱帶 『錢形平次捕物控』 青空文庫