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石臼

いしうす
名詞頻度ランク #27721 · 青空 203
1
標準
stone mortar
文例 · 用例
月もなく、日もなく、樹もなく、草もなく、路もない、雲に似て踏みごたえがあって、雪に似て冷からず、朧夜かと思えば暗く、東雲かと見れば陰々たる中に、煙草盆、枕、火鉢、炬燵櫓の形など左右、二列びに、不揃いに、沢庵の樽もあり、石臼もあり、俎板あり、灯のない行燈も三ツ四ツ、あたかも人のない道具市。
泉鏡花 伊勢之巻 青空文庫
進まれもせず、引返せば再び石臼だの、松の葉だの、屋根にも廂にも睨まれる、あの、此上もない厭な思をしなければならぬの歟と、それもならず。
泉鏡花 星あかり 青空文庫
此の樣子を、間近に視ながら、毒のある目も見向けず、呪詛らしき咳もしないで、ずべりと窓に仰向いて、病の顏の、泥濘から上げた石臼ほどの重いのを、ぢつと支へて居る病人は奇特である。
泉鏡太郎 雨ふり 青空文庫
……あの、黄金白銀、米、粟の湧こぼれる、石臼の重量が響きますかい。
泉鏡花 夜叉ヶ池 青空文庫
御褒美に遣わさるる石臼なれば可けれども==この坊主を輪切りにして、スッポン煮を賞翫あれ、姫、お昼寝の御目覚ましに==と記してあろうも計られぬ。
泉鏡花 夜叉ヶ池 青空文庫
」と口も気もともに軽い、が、起居が石臼を引摺るように、どしどしする。
泉鏡花 売色鴨南蛮 青空文庫
それでお千代も石臼につらまって、一所にウツラウツラしいしい加勢をしていたが、そのうちに四時頃になって夕蔭がさして来ると、山芋をドッサリ荷いだ亭主の金作が、思いがけなく早く、裏口から帰って来た。
夢野久作 いなか、の、じけん 青空文庫
まっくらな家の中を、人々は盲のように手でさぐりながら、水甕や、石臼や大黒柱をさぐりあてるのであった。
新美南吉 おじいさんのランプ 青空文庫
作例 · 標準
昔ながらの製法で味噌を作るため、祖母は米麹と大豆を大きな石臼で挽いていた。
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この蕎麦屋では、風味を最大限に引き出すために、毎朝石臼で蕎麦の実を挽いている。
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遺跡から出土した石臼は、当時の食料加工技術を知る上で貴重な資料となっている。
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彼女は自家栽培のハーブを石臼で丁寧にすり潰し、オリジナルのハーブソルトを製造している。
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