客数
きゃくすう
名詞
標準
文例 · 用例
この店創始以来の客数とそれに奉仕した家鴨とを同一数に附号付けたカードを客に渡すことをこの店の特色としている。
— 岡本かの子 『食魔に贈る』 青空文庫
そこでこのようにして生じる乗客数の多少が電車の停留時間にいかなる影響を及ぼすかを次に考えてみる。
— 寺田寅彦 『電車の混雑について』 青空文庫
それはとにかく、争議中の電車に乗って往来している間に自分の気づいた現象の一つは、各線路における各時刻の乗客数の異常である。
— 寺田寅彦 『破片』 青空文庫
この異常時の各線路の乗客数の調査をしたら市電将来の経営について非常にいい参考資料が得られるであろうと思ったが、しかし電気局ではその当時それどころの騒ぎではなかったであろう。
— 寺田寅彦 『破片』 青空文庫
午後、樹明居へ、御馳走になる、来客数人、なか/\賑やかであつたが、うるさくもあつた。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
ざつと四十人近い客数であつた。
— 田畑修一郎 『医師高間房一氏』 青空文庫
もっとも場所もその建築にもよるが本郷台で三階造りの建築にて客数十人を入るに足る家ならば、百円以上の家賃を要し、二階建ての三四十人くらいおける家ならば五六十円払わねばならない。
— 相馬愛蔵 『私の小売商道』 青空文庫
まず、「大劇場演劇」とか、「小劇場演劇」とかいう名称が、既に、われわれの間で用いられはじめたのは、ずいぶん以前のことだが、これは観客数の違いもあり、また、舞台の大きさ、広さの比較の問題もある。
— 岸田國士 『演劇の様式――総論』 青空文庫