甘夢
かんむ
名詞
標準
sweet (pleasant) dreams
文例 · 用例
旅人を甘夢に誘った薬品は、ハシシ(hashish)という麻薬であったと言われますが、大寿院の使ったのもこれとよく似た薬品で、祈祷と言ったのは、一種の催眠術の暗示に過ぎなかったのですが、当時の人はそんなからくりを分る由もありません。
— 夢幻の恋 『奇談クラブ〔戦後版〕』 青空文庫
それに引きかえ、一朝雪崩のドラの音に、われらの甘夢が破られるや否や、春、夏、秋……と四季の女神たちが、それこそ袖をつらね、踵を接いで、峯入りをされるのだから、目の廻るほどのいそがしさを味わうのだ。
— 中村清太郎 『ある偃松の独白』 青空文庫
意外な侵入者に、彼らが楽園の甘夢を破られて、驚いて逃れ去ったものだろう。
— 中村清太郎 『ある偃松の独白』 青空文庫
だが、オキチでもブタでも、とにかく、彼等の満喫するに足る柔肌のかいなに抱かれて、彼らが姫氏の国の甘夢にうつつなき一夜こそ、港の埠頭は戦争だった。
— 吉川英治 『かんかん虫は唄う』 青空文庫
後から半次「おかんむりや」と続いて去る。
— 山中貞雄 『中村仲蔵』 青空文庫
僕は、たうとう、黄金のかんむりをかぶりましたよ。
— 宮沢賢治 『気のいい火山弾』 青空文庫
あなたも、もうかんむりをかぶってるではありませんか。
— 宮沢賢治 『気のいい火山弾』 青空文庫
たうとう、あなたも、かんむりをかぶりましたよ。
— 宮沢賢治 『気のいい火山弾』 青空文庫
作例 · 標準
久しぶりに故郷の夢を見た。ああ、甘夢だった。
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恋人と過ごす時間は、まるで甘夢のようにあっという間に過ぎた。
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旅の疲れもあって、昨夜はひどく甘夢を見たような気がする。
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