連れ添う
つれそう
動詞-五段-ウ行動詞-自動詞
標準
to become a couple
文例 · 用例
話をしたいのは山々だが、心からの言葉はつい自分の無教育をも暴露しそうな懸念があるので連れ添う妻に向ってさえ愛情が素直に口に出ないのだ。
— 岡本かの子 『とと屋禅譚』 青空文庫
が、もうかれこれ十三年何とかかんとか言いながら連れ添うている。
— 織田作之助 『俗臭』 青空文庫
女は、しんから好きなおかたと連れ添うものじゃないわ。
— 太宰治 『ろまん燈籠』 青空文庫
金の出る山ひとつ持っている、とまるで、子供みたいな、とんでもない嘘を言い出しましてな、男は、つらいものですね、ながねん連れ添うて来た婆にまで、何かと苦しく見栄張らなければいけないのですからね、わたくしたちに、それはくわしく細々とその金の山のこと真顔になって教えるのです。
— 太宰治 『十五年間』 青空文庫
金の出る山ひとつ持つてゐる、とまるで、子供みたいな、とんでもない嘘を言ひ出しましてな、男は、つらいものですね、ながねん連れ添うて来た婆にまで、何かと苦しく見栄張らなければいけないのですからね、わたくしたちに、それはくはしく細々とその金の山のこと真顔になつて教へるのです。
— 太宰治 『火の鳥』 青空文庫
あれを産んだ母親は、そのむかし、都の公家衆に奉公したもの、縁あつてこの夜叉王と女夫になり、あづまへ流れ下つたが、育ちが育ちとて氣位高く、職人風情に連れ添うて、一生むなしく朽ち果るを悔みながらに世を終つた。
— 岡本綺堂 『修禪寺物語』 青空文庫
いくら連れ添うても十日と保たん婿どんじゃけんになあ。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
シカゴに行って半年か一年木村と連れ添うほかはあるまいとも思った。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫