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衰兆

すいちょう
名詞
1
標準
signs of decline
文例 · 用例
ともかくも白髪と視力聴力の衰兆とこれだけの実証はどうする事も出来ない。
寺田寅彦 厄年と etc. 青空文庫
そういう法皇を奉じて、まだまだ、衰兆の見えない平家を廟堂から追い落そうなどとしても、所詮、躍るもの自身の自滅以外、何らの運動となるわけのものではない。
吉川英治 親鸞 青空文庫
いまや衰兆を現わして来た孤立本願寺にたいしても、「陥とせば、陥ちる」 と、確信をもって、ながめながら、信長はまだ、一気にそれを、力攻しようとはしなかった。
第六分冊 新書太閤記 青空文庫
彼は、わが子の無事成長を見たことよりも、その一瞬に、甲軍の衰兆を直感して、父として欣ぶこと以上のよろこびを、べつなところに、もっと大きく、ひとり歓喜していたのであった。
第六分冊 新書太閤記 青空文庫
易京楼の規模はおそろしく宏大で、一見、彼の勢威いよいよ旺なりとも思えるが、事実は左にあらずで、年ごとに領境を隣国の袁紹に蚕食され、旧来の城池では不安をおぼえてきたための大土木であり、そこへ移ったのは、すでに後退を示した衰兆の一歩であった。
臣道の巻 三国志 青空文庫
「漢室の衰兆、蔽いがたしと見るや、姦臣輩出、内外をみだし、主上はついに、洛陽を捨て、長安をのがれ給い、玉車に塵をこうむること二度、しかもわれら、草莽の微臣どもは、憂えども力及ばず、逆徒の猖獗にまかせて現状に至る――という状態です。
赤壁の巻 三国志 青空文庫
最後となっては、劉禅の親政と、宦人黄皓の専横などが、いよいよ衰兆に拍車をかけていた。
篇外余録 三国志 青空文庫
作例 · 標準
かつて栄華を極めたその一族にも、家督争いをきっかけに衰兆が見え始めた。
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新興勢力の台頭により、老舗企業の市場占有率の低下は明らかな衰兆と言えた。
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庭に咲く花の勢いが衰えてきたのは、季節が移り変わる秋の衰兆であろう。
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