青光
しょうこう
名詞
標準
文例 · 用例
本堂|青光して、はたたがみ堂の空をまろびゆくに、たまぎりつつ、今は姉上を頼までやは、あなやと膝にはひあがりて、ひしとその胸を抱きたれば、かかるものをふりすてむとはしたまはで、あたたかき腕はわが背にて組合はされたり。
— 泉鏡花 『竜潭譚』 青空文庫
あとへ、竹槍の青光りに艶のあるのを、柄長に取って、明が続く。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
それがせめてもの思遣りに見えたけれども、それさえ、そうした度の過ぎた酒と色に血の荒びた、神経のとげとげした、狼の手で掴出された、青光のする腸のように見えて、あわれに無慚な光景だっけ。
— 泉鏡花 『南地心中』 青空文庫
なるほどやっぱり陳氏だ、お経にある青色青光、黄色黄光、赤色赤光、白色白光をやったんだなと、私はつくづく感心してそれを見上げました。
— 宮沢賢治 『ビジテリアン大祭』 青空文庫
露はちくちくっとおしまいの青光をあげ碧玉の葉の底に沈んで行きました。
— 宮沢賢治 『虹の絵具皿』 青空文庫
そこから幅の広いみちが、まっすぐに銀河の青光の中へ通っていました。
— 宮沢賢治 『銀河鉄道の夜』 青空文庫
」 双子のお星様たちは悦んでつめたい水晶のような流れを浴び、匂のいい青光りのうすものの衣を着け新らしい白光りの沓をはきました。
— 宮沢賢治 『双子の星』 青空文庫
そこから幅の廣いみちが、まつすぐに銀河の青光の中へ通つてゐました。
— 宮沢賢治 『銀河鐵道の夜』 青空文庫