就職難
しゅうしょくなん
名詞
標準
difficulty of finding employment (due to a job shortage)
文例 · 用例
彼は煙草を燻らしながら、この瞬間就職難の事を忘れて、落ち着いた気持ちで木立の中を歩いていた。
— 佐左木俊郎 『首を失った蜻蛉』 青空文庫
……と、彼は池のほとりに来ると、その蜻蛉の屍を池の水の上に落として、就職難に苦しめられている哀れな自分の現在を考えながら、静かに、元気なく帰途を歩いていた。
— 佐左木俊郎 『首を失った蜻蛉』 青空文庫
譲吉は、自分が就職難に苦しんでいる最中に、早くも金を送れといってくる母の無理解さに、いらいらしながら、自分が学問をしたそのために、家に負わした経済的な致命傷のことを思うと、そうした性急な催促も、もっともと思わずにはおられなかった。
— 菊池寛 『出世』 青空文庫
「像の数を盛んに殖さないと吾等の市の繁栄に関はるばかりでなく、就職難に病んでゐる若者達の救ひ道が開けないからな。
— 牧野信一 『山彦の街』 青空文庫
自分が就職難など經驗せずにすむといふ一事からも、社會的矛盾など云つてはまことにすまない次第だ。
— 島木健作 『續生活の探求』 青空文庫
その頃は大学卒業の学士に就職難というものはなかったが、選科といえば、あまり顧みられなかったので、学校を出るや否や故郷に帰った。
— 西田幾多郎 『明治二十四、五年頃の東京文科大学選科』 青空文庫
純真なるべき学生の精神や、学生の好学心や、其他……を傷けると考えるから就職難問題が何か学生に特有な問題にもなるのである。
— 戸坂潤 『学生の技能と勤労大衆』 青空文庫
そういう意味から現代の学生は学生らしくなくなったとか、勉強しなくなったとか、或は享楽的になっていると云うことさえの事実(之は何と云っても事実だろう)の責任を、この就職難問題へ持ってゆくのである。
— 戸坂潤 『学生の技能と勤労大衆』 青空文庫
作例 · 標準
深刻な景気後退により、若者の就職難は社会問題として深刻化している。
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「今の時期は就職難だから、資格をいくつか取っておいたほうが有利だよ」
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就職難を背景に、大学院に進学して専門性を高める学生が増えている。
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ウィキペディア
就職難 または、不完全雇用 は、就業希望者が無期雇用・正規雇用・正社員に就職することが難しい状況を言う。
出典: 就職難 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0