応歸
おう歸
名詞
標準
文例 · 用例
文太郎は一應歸郷した。
— ――文太郎の死―― 『續俳諧師』 青空文庫
石原の子分達を一應歸すと、平次はお梅に教はつて、店二階を見せてもらひました。
— 釣針の鯉 『錢形平次捕物控』 青空文庫
あとで手繰つたところで、差支はあるまい」「さうでせうか」 八五郎は不安でしたが、それでも平次がさう言へば、一應歸す外はありません。
— 毒矢 『錢形平次捕物控』 青空文庫
手分けをして一人々々の話を聽いた上、兎も角も、一應歸すことにしようか」「そんな事をしても大丈夫ですか」「大丈夫とも、花嫁を殺すやうな人間は、身近なものでなきや、騷ぎに紛れて、外から忍び込んだ曲者に違ひあるまい」「――」「ほんの少しの隙に業をしたんだ。
— 血塗られた祝言 『錢形平次捕物控』 青空文庫