那程
那程
名詞
標準
文例 · 用例
支那程喪禮の喧しい國はなく、支那ほど喪禮に實哀の伴はぬ國はない。
— 桑原隲蔵 『支那人の文弱と保守』 青空文庫
我が國の古代でも、家族制度が發達し、孝道が尊重され、從つて父祖に對して惡口する如き不法行爲は、支那程ではなくとも、隨分嚴重に處分された。
— 桑原隲藏 『支那の孝道殊に法律上より觀たる支那の孝道』 青空文庫
第十の内亂は、近親間に於ける淫亂のことを書いたものでありますが、日本では昔から比較的近親の間でも通婚した例があり、支那程やかましく云はない風習でありますから、内亂と云ふ項は削つて了つて、但この中に書かれて居る姦父祖妾と云ふのを第七の不孝の中に附け加へて居ます。
— 桑原隲藏 『支那の古代法律』 青空文庫
殊に弱年の其方を那程に目をかけ給ふ小松殿の御恩に對しても、よし如何に堪へ難き理由あればとて、斯かる方外の事、言はれ得る義理か。
— 高山樗牛 『瀧口入道』 青空文庫
所詮支那程下らない国は何処にもあるまいと考えた。
— 芥川龍之介 『長江游記』 青空文庫
此の生産力を日本の進歩した農耕法で極度に發揮させることが出來たら支那程恐ろしい國は無くなるでしように……と語り、自らの大げさな表現に醉ふたかの樣に首を傾けつゝ私を覗き込むだ。
— 橘樸 『支那を識るの途』 青空文庫