コロス
コロス
名詞
標準
chorus (esp. in Greek drama)
文例 · 用例
「セ、セツシヤヲ コロス ツモリカ。
— 新美南吉 『カゴカキ』 青空文庫
なお北京駐在露国公使コロストウェツの特に任地より来あわせる等の事実より推測すれば、時を同じゅうして来遊の噂ある伊藤公爵とわが蔵相との会見は、なんらか他に重大なる使命を秘するもののごとく想像に難からずと、某消息通は語れり。
— ――十四の場面―― 『安重根』 青空文庫
はじめてモスクワの「コロス」っていう優秀映画館で公開された時は素敵だった。
— 宮本百合子 『ソヴェトの芝居』 青空文庫
偶々さうした噂話で婆さん連が井戸端会議を開いてゐるところへ、牛飼のトゥイミーシュ・コロスチャーウイといふ男が来合はせたことがあつた。
— VECHERA NA HUTORE BLIZ DIKANIKI 『ディカーニカ近郷夜話 後篇』 青空文庫
ヴィンチェンコ・ベリーニ(前世紀の作曲家)とマリオ・ラピサルディ(ガリバルディの先輩)がカターニアの誇りとする人物らしいが、それよりも私にはホメーロスに次いでの大詩人といわれた合唱舞踊歌の完成者なるステーシコロス(ティーシアス)が晩年を此処で送って此処の土となったということの方に親しみが感じられた。
— 野上豊一郎 『エトナ』 青空文庫
ベチェールナヤ・モスク※〔『夕刊モスクワ』〕を見たらコロスがしまって居るので алс へ行った。
— 一九二八年(昭和三年) 『日記』 青空文庫
コロス〔映画館名〕へ行ったら一寸でおくれ、ずっと四角く歩いて家へゆき、狼と羊などして遊んだ。
— 一九三〇年(昭和五年) 『日記』 青空文庫
まるで死んだみたいだ」三 その時は通知してくれるように、フィリップに頼んで置いたので、彼は電報を打ってよこした――「ブタコロスドヨウビ」。
— LE VIGNERON DANS SA VIGNE 『ぶどう畑のぶどう作り』 青空文庫
作例 · 標準
「劇のクライマックスで、コロスが歌う鎮魂歌が胸に響いた。」
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
ウィキペディア
コロス は、古代ギリシア劇の合唱隊のこと。ディテュランボスおよびtragikon dramaから発生したと考えられている。コロスは観客に対して、鑑賞の助けとなる劇の背景や要約を伝え、劇のテーマについて注釈し、観客がどう劇に反応するのが理想的かを教える。また、劇中の一般大衆の代弁をすることもある。多くの古代ギリシア劇の中で、コロスは登場人物が劇中語れなかったこと(恐怖、秘密など)を代弁する。コロスの台詞は通常、歌の形式を採るが、時にはユニゾンで詩を朗読する場合もある。
出典: コロス — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0