片棒
かたぼう
名詞
標準
front or rear of a palanquin (carried by two people)
文例 · 用例
勝元は宗全とは異って、人あたりの柔らかな、分別も道理はずれをせぬ、感情も細かに、智慧も行届く人であったが、さすがに大乱の片棒をかついだ人だけに、やはり※いところがあったと見えて、愛宕山権現に願掛けした。
— 幸田露伴 『魔法修行者』 青空文庫
「春着でも仕着でもこしらえてやるがいいじゃあねえか」「だから、その、なんとか片棒かついでお貰い申したいので……」「ありがたい役だな。
— 朝顔屋敷 『半七捕物帳』 青空文庫
お父さんは、まあ、自業自得で仕方がないとしても、あたしにまで、こんな赤い太鼓の片棒かつがせて、チンドン屋みたいな事をさせてさ、お母さんはきっと、お父さんをうらんで、化けて出るわよ。
— 太宰治 『新釈諸国噺』 青空文庫
この落語はな、『無筆の片棒』いうてな、わいや他あやんみたいな学のないもんが、広告のチラシ貰て、誰も読めんもんやさかい、往生して次へ次へ、お前読んでみたりイ言うて廻すおもろい話やぜ。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
そういう心掛けやさかい、あんたはいつまでたっても前座してんならんネやぜ、それに、なんだっせ、いつまでも『無筆の片棒』一点張りではあきまへんぜ。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
普通なら、横面のひとつも撲りつけてから、「――お前のような奴の片棒をかつぐのは、もう御免だよ」 と、断るところだ。
— 織田作之助 『勧善懲悪』 青空文庫
この落語はな、無筆の片棒いうてな、わいや他あやんみたいな学のないもんが、広告のチラシ貰て、誰も読めんもんやさかい、往生して、次へ次へ廻すいうおもろい話やぜ。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
」「お前また妙な敵を持ったもんだな、金と女なら私だって殺してえほど怨があらあ、先の中洲の清元の師匠の口だと、私も片棒|担ぐんだが、困ったな歌の先生じゃあ。
— 泉鏡花 『三枚続』 青空文庫
作例 · 標準
昔の貴族の輿は、前後の片棒を支える者たちが、その重さを一身に受けていた。
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この祭りの山車は、大人数で担ぐ。それぞれが片方の棒をしっかりと握り、息を合わせて進むんだ。
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担ぎ手の息が合わないと、輿が傾いてしまう。片棒にかかる重圧は、想像以上に大きいだろう。
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