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尊王攘夷

そんのうじょうい
名詞
1
標準
文例 · 用例
尊王攘夷と開港佐幕と、昨是今非の紛々たる声に交って、黒船来の恐怖心が加わった、地に鬱積している不安動揺の声なのである。
佐々木味津三 老中の眼鏡 青空文庫
正義とは尊王攘夷の事で、因循とは佐幕開国の事である。
森鴎外 津下四郎左衛門 青空文庫
二人が会合すれば、いつも尊王攘夷の事を談じて慷慨し、所謂万機一新の朝廷の措置に、動もすれば因循の形迹が見れ、外国人が分外の尊敬を受けるのを慊ぬことに思つた。
森鴎外 津下四郎左衛門 青空文庫
しかし当時の尊王攘夷論者の思想は、横井よりは一層単純であつたので、遂に横井を誤解することになつた。
森鴎外 津下四郎左衛門 青空文庫
召喚せられて役所に留め置かれたり、又捕縛せられて牢屋に入れられたりしたのは、多くは尊王攘夷を唱へて世に名を知られた人々である。
森鴎外 津下四郎左衛門 青空文庫
彼の論理に從へば、「尊王攘夷」とか、「忠君愛國」とか、「立憲君主制」とかいふ言葉がすべて滑稽な、矛盾した言葉になる許りでなく、「日本の道徳は忠孝を本とす」といふことさへ「吹き出」さねばならぬことになるのである。
‘V NAROD’ SERIES’ A LETTER FROM PRISON 青空文庫
其結果として尊王攘夷論を天下に瀰漫せしめたり、多数の浪人をして孤剣三尺東西に漂遊せしめたり。
北村透谷 明治文学管見 青空文庫
尊王攘夷という言葉は御隠居自身の筆に成る水戸弘道館の碑文から来ているくらいで、最初のうちこそ御隠居も外国に対しては、なんでも一つ撃ち懲せという方にばかり志を向けていたらしいが、だんだん岩瀬肥後の説を聞いて大いに悟られるところがあった。
第一部上 夜明け前 青空文庫
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尊王攘夷(そんのうじょうい、尊皇攘夷)とは、天皇を尊び外敵を斥けようとする思想である。江戸時代末期(幕末)の水戸学や国学に影響を受け、維新期に昂揚した政治スローガンを指している。

出典: 尊王攘夷 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0