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錺徳

錺徳
名詞
1
標準
文例 · 用例
」「勝太郎は、檜木風之進に頼んで、鍵の寸法を取つて貰ひ、それを持つて行つて、門前町の錺徳の手で、立派な合鍵を拵へたんださうですよ」「フーム」「――この通り合鍵は持つてゐるが、癪にさはることに、それを使ふ前にお喜代が殺されてしまつた。
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「八、錺徳を呼出して、思ひきり脅かしてくれ。
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いきなり門前町の錺徳の店に飛び込むと、「さア、野郎、眞つ直ぐに申上げろ。
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まご/\しやがると、しよつ引いて石を抱かせるからさう思へ」 八五郎がわめき散らすと、中年者の錺徳はひとたまりもありません。
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「勝太郎がお喜代を救ひ出したさに、あのあぶれ浪人の檜木風之進に頼んで鍵の型を取らせたと知つて、近所の錺屋を當つて見て、錺徳に同じ鍵を作らせたのだらう。
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お百合は何んにも知らないやうな顏をしてゐるが、あの女は思ひの外の悧巧者で、いろ/\の事を知つてゐるに違ひないよ」「へエ」「錺徳は、勝太郎からはいくらも禮は貰はないだらうが、吉三郎からは五兩か十兩の纒まつた金を貰つてゐるに違ひないよ。
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