出会い頭
であいがしら
名詞
標準
the moment of meeting (of two people, vehicles, etc.)
文例 · 用例
T「一ッ走り見て来るぜ」 伝六走って――9=鳥居の処で 出会い頭に衝突してひッくり返った。
— 山中貞雄 『右門捕物帖 三十番手柄 帯解け仏法』 青空文庫
普通在来の着のみ着のままに、半面をかけて舞台に上るなり、行きなり放題の出会い頭にアッと云わせたり、ドッと笑わせたりするのがこのニワカ芸術の本来の面目である(註曰――現在では台本や装置、扮装に凝って、単に普通の喜劇を、博多言葉に演ずる程度にまで堕落してしまっている)。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
そうして片手を罎の栓へかけて、出会い頭に毒薬をふりかけてくれようと、血眼で駈けまわりましたが、不思議や悪魔はどこへ行ったか影も形も無く、只|霜風が身を切るように冷たくて、大空には星の光りが降るように輝いているばかりでした。
— 夢野久作 『白髪小僧』 青空文庫
それから二度目の時は、妾が『瞬』に乗って、紅矢様のお帰り途に押しかけて、出会い頭に馬を乗りかけて怪我をさせましたので、妾はその死骸を先生の御門の処まで持って来て、放り出して逃げて行ったので御座います。
— 夢野久作 『白髪小僧』 青空文庫
出会い頭に、ああすみませんがと白縮のシャツの中僧さんにたのまれたりして、小一時間歩く間に私は四五度針をもった。
— 宮本百合子 『文芸時評』 青空文庫
若し、私でなくっても誰かが思いがけない出会い頭に声でも立てたらどんな事になるか。
— 宮本百合子 『盗難』 青空文庫
こっちも頭を下げながら出会い頭に問うた。
— 夢野久作 『山羊髯編輯長』 青空文庫
それ程でなくとも、この種類の暗示を巧みに利用すると、出会い頭に他人を発狂させる事が出来る。
— 夢野久作 『ドグラ・マグラ』 青空文庫
作例 · 標準
曲がり角で出会い頭にぶつかりそうになった。
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出会い頭の事故で、車が大きくへこんでしまった。
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彼は突然、出会い頭に真実を告白した。
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