聴流
ちょうりゅう
名詞
標準
文例 · 用例
「今夜も酔っぱらっているんだろう」「ええ何だかやっぱり外で飲んで来たようでしたよ」 お島はこの順吉から、父親が自分の嫁振を蔭で非して、不平を言っていることなどを、ちょいちょい耳にしていたが、それはその時で、聴流しているのであった。
— 徳田秋声 『あらくれ』 青空文庫
平次はそれを宜い加減に聽流して、兎も角も善七の死骸を改めました。
— 桐の極印 『錢形平次捕物控』 青空文庫
後添への口は降るほどあるが、二人の小さい子供を繼母の手で育てるのも可哀想だからと、そのまゝ聽流してゐたが、雇人も多勢ゐることだし、何彼につけて不自由で叶はない。
— 小便組貞女 『錢形平次捕物控』 青空文庫