沢道
さわみち
名詞
標準
文例 · 用例
「程谷駅中より左に折れ、金沢道にかかる。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
正面中央には「正宗院湛然妙総禅定尼、」右側面には「瑤津院殿侍女、俗名世代、福山伊沢長安信階女、嘉永四年辛亥十二月十三日死、」左側面には「福山伊沢長安信厚、筑前伊沢道盛信全」と刻してある。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
旧友は伊沢道之、加波山の暴動の時には宇都宮にいたがために、富松正安等と事を共にするの厄を免かれることができたが、群馬の暴動は免かれることができなかった。
— 田中貢太郎 『雨夜続志』 青空文庫
「有一館の時代だったら、金硫黄と塩酸加里で覘われるところだったね」「そうだなあ、曰く伊沢道之、曰く山田三造、そう云う壮士に、いの一番に覘われているところだったね」 二人は無邪気に笑い合った。
— 田中貢太郎 『雨夜続志』 青空文庫
鬼のなく声する 夜の窓※春水満四沢道の辺の桑の立ち木も、沢水の中になりたり。
— 折口信夫 『橘曙覧評伝』 青空文庫
やっぱり前とおなじ様な沢道を通った――見渡す限り濃緑の――一つの大樹のそばを通った……何だか黒いかたまりがあった――私はぞっとした。
— 知里幸恵 『日記』 青空文庫
地方板としては「米沢道中双六」という米沢から江戸までの道中双六で、宝暦前後のものがある。
— 山本笑月 『明治世相百話』 青空文庫
山と山の間のゆるい沢道である。
— 風の巻 『宮本武蔵』 青空文庫