鵜呑み
うのみ
名詞頻度ランク #17367 · 青空 116 例
標準
swallowing without chewing
文例 · 用例
何でも鵜呑みにしては消化されない、歯の咀嚼能力は退化し、食ったものは栄養にならない。
— 寺田寅彦 『科学上における権威の価値と弊害』 青空文庫
如何なる人が何と云っても自分の腑に落ちるまでは決して鵜呑みにしないという事である。
— 寺田寅彦 『科学上における権威の価値と弊害』 青空文庫
そうかと思うと一方で立体派や未来派のような舶来の不合理をそのままに鵜呑みにして有難がって模倣しているような不見識な人の多い中に、このような自分の腹から自然に出た些細な不合理はむしろ一服の清涼剤として珍重すべきもののような感がある。
— 寺田寅彦 『津田青楓君の画と南画の芸術的価値』 青空文庫
貝原は不思議がりもせず、小初をこういう性質もある娘だと鵜呑みにして、どっちにも連れて行く。
— 岡本かの子 『渾沌未分』 青空文庫
かくして子供は、自分より一代前の大人たちが抱いてゐる習慣や觀念や思想を、そのまゝ鵜呑みにさせられた。
— 有島武郎 『子供の世界』 青空文庫
差当り、出家の物語について、何んの思慮もなく、批評も出来ず、感想も陳べられなかったので、言われた事、話されただけを、不残鵜呑みにして、天窓から詰込んで、胸が膨れるまでになったから、独り静に歩行きながら、消化して胃の腑に落ちつけようと思ったから。
— 泉鏡花 『春昼後刻』 青空文庫
手前主人などは、その鵜呑みの方でござりましたから、腹の中をくるくる廻って、時々|咽喉へつかえると、癪持同然。
— 泉鏡花 『わか紫』 青空文庫
大きい鮟鱇が、腹の中へ、白張提灯鵜呑みにしたようにもあった。
— 泉鏡花 『海異記』 青空文庫
作例 · 標準
例句
標準
swallowing (e.g. a story)
作例 · 標準
例句