応手
おうしゅ
名詞
標準
(primarily in shogi or go) response
文例 · 用例
勝を欲する意は燃えるようであっても、ただ徒にその意だけが高く燃えていて、一着の可否に就いては応手の考慮が甚だ疎なのである。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫
わが作戦部には、日本軍の体当り戦術に対する応手が考えられていないではないか。
— 海野十三 『諜報中継局』 青空文庫
この応手はたいへんなことだ。
— 海野十三 『諜報中継局』 青空文庫
このような部分、あるいは場合に関しては監督は一応手を引くべきであろう。
— 伊丹万作 『カメラに関する覚え書』 青空文庫
ソヴェトが労働者の国って立て前で、一応手帖で金の威光を封じてるように見せてるが事実金だして買った別の手帖もってれば、食物でも何でも余分に貰える。
— 宮本百合子 『ズラかった信吉』 青空文庫
下部は二三度書斎らしい室の扉を叩く様であつたが、引返して来て、主人は何か御仕事を成さつてるらしいから、一応手紙で面会日を御照会に成つては何うかと言ふ。
— 與謝野寛、與謝野晶子 『巴里より』 青空文庫
最後の口がよさそうなので、こちらは日本人の事であるから、一応手紙で照会して貰う事にした。
— 松本泰 『日蔭の街』 青空文庫
すると升田、相手が二時間も考えたから、こっちもいくらかつきあって考えるかと思うと、左にあらず、木村がさす、その指がまだコマから放れないうちに、ニュウと腕をつきのばして、すでに応手をヒョイとさしている。
— 坂口安吾 『将棋の鬼』 青空文庫
作例 · 標準
例句