藪から棒に
やぶからぼうに
表現副詞
標準
out of the blue
文例 · 用例
T「三次、愈々年貢の収め時だね」 三次ドキッとなったが、そ知らぬ態で「何ですかい、藪から棒に」と白ばくれる。
— 山中貞雄 『恋と十手と巾着切』 青空文庫
そんなあんばいで半年も経った頃、藪から棒に会計のグリゴリー・ペトニコフが人を入れて、カチヤを囲いたい、話に乗ってくれと斯うだ。
— 有島武郎 『かんかん虫』 青空文庫
「――藪から棒にこんなこと言うのは、なんやけったいやけど、その子どこぞイ遣るあてがもうあるのんか」「いえ、そんなもんおまへん」「そか、そんなら話がしやすい。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
種吉は他吉の家の戸をあけるなり、もう大声で、「他あやん、さっきから黙ってきいてたら、お前えらい良え気なことを言うてたな」「藪から棒に何言うてんねん?
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
そない藪から棒に見合いせえ言うたかて、何したはる人かわからへんし……」「お前にはわからんでも、お祖父やんには判ってたらそいで良え。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
藪から棒に――」 巧く理由が説明出来そうにもなかったし、また、一刻もそこに居りたくなかったので、物も言わず、いきなり外へ飛び出した。
— 織田作之助 『青春の逆説』 青空文庫
藪から棒に土足を突込みやがって、人、人の裾を引張るなんて、土、土足でよ、足、足ですよ、失礼じゃねえか、何、何だな、誰、誰だな。
— 泉鏡花 『式部小路』 青空文庫
藪から棒に候へども、いつぞや御話しいたし候ひし小生あの夜の実験以来、驚きと喜びとの余勢、一種のインスピレーションやうのもの存続いたし候て、躰にも多少の影響なきを得ず候ひき。
— 綱島梁川 『予が見神の実験』 青空文庫
作例 · 標準
彼女は藪から棒に「結婚しよう」と言い出した。
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藪から棒にそんなことを言われても、すぐに返事はできない。
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「昨日、藪から棒に昔の友人から連絡があったんだ。」と彼は話した。
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