専太
せんた
名詞
標準
文例 · 用例
これは翁の門下岩佐専太郎氏の思い付であったらしいが、全福岡市の称讃を博し、新聞にも翁の担架姿が写真入りで大きく芽出度く書き立てられた。
— 夢野久作 『梅津只圓翁伝』 青空文庫
その常連は、私の外には、経済学部の河田博士と文学部の狩野博士で、時には法学部の佐々木博士、竹田博士、文学部の和辻博士、沢村専太郎などいう人が加わったこともある。
— 河上肇 『御萩と七種粥』 青空文庫
大留のうちには惣吉に専太という二人の年季奉公の小僧が居た。
— 豊島与志雄 『少年の死』 青空文庫
」 庄吉は妙に反抗したいような気が起ったが、別に何とも答えないで専太の方をじろりと見た。
— 豊島与志雄 『少年の死』 青空文庫
専太はにやにや笑って惣吉の話をきいていた。
— 豊島与志雄 『少年の死』 青空文庫
一体専太は始終休みなしによく働くばかりの小僧だったが、いつもにこにこしてるのみで口数の少ない少年だった。
— 豊島与志雄 『少年の死』 青空文庫
専太の野郎とは異うんだからな。
— 豊島与志雄 『少年の死』 青空文庫
沢村専太郎氏が、ふた昔も前に発表せられた、短歌様式の論(明治四十年頃の新小説)は、それまでの歌論の、ゆきつく処まで、ひき上してゐる。
— 折口信夫 『短歌様式の発生に絡んだある疑念』 青空文庫