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済組

すみくみ
名詞
1
標準
文例 · 用例
夫故今日から思ふと私共の如く農民の思想が一致共鳴する事の出来ず依然として現在の資本的経済組織の永い間の教養に依り馴致したる習慣と更に周囲の大なる資本主義的力の為めに、此の土地解放の事実が結局押潰され抹殺せらるゝの結果に到達しはしないかと思つて居る。
有島武郎 狩太農場の解放 青空文庫
私は、大衆作家であるが、金貨本位の経済組織の危機を知っている。
直木三十五 大阪を歩く 青空文庫
それならばなぜ、そういうたいせつな品物がまだ充分にできておらぬのに、都会に出てみると、至る所の店頭にさまざまのぜいたく物や奢侈品が並べられてあるかといえば、実はそこに今日の経済組織の根本的欠点があるのである。
河上肇 貧乏物語 青空文庫
しかして今日の経済組織の特徴は、かくのごとき意味における需要をのみ顧み、かかる需要ある物に限りこれを生産するという点にある。
河上肇 貧乏物語 青空文庫
しかるに今日の経済組織の下においては天下の生産者はただ需要ある物のみを生産し、たといいかに痛切なる要求ある物といえども、その要求にして資力を伴わざる限り、捨ててこれを顧みざるを原則としつつある。
河上肇 貧乏物語 青空文庫
それに政府は、米の値段を高くするために、委員会などを設け、天下の学者実業家を寄せ集めて、いろいろと骨を折らねばならぬというのであるから、実に矛盾した話であるが、しかしこの一例によってみても、今日の経済組織の欠陥の那辺にあるかはよくわかる。
河上肇 貧乏物語 青空文庫
しかして余の見るところによれば、これが今日文明諸国において多数の人々の貧乏に苦しみつつある経済組織上の主要原因である。
河上肇 貧乏物語 青空文庫
いわく、(一) 現時の経済組織にして維持せらるる限り、(二) また社会にはなはだしき貧富の懸隔を存する限り、(三) しかしてまた、富者がその余裕あるに任せて、みだりに各種の奢侈ぜいたく品を購買し需要する限り、貧乏を根絶することは到底望みがない。
河上肇 貧乏物語 青空文庫