代掻き
しろかき
名詞
標準
文例 · 用例
親爺は丁度田の代掻きから上つて來た處だ。
— 長塚節 『芋掘り』 青空文庫
それから同時に神様の降つて来る時、即ち、或は、刈上げ祭りの時、或は田の代掻きをする時分、或は春の始めに、代掻きの舞ひを舞つたり、植付けの舞ひを舞つたり、刈上げの舞ひを舞つたりする、「春田打ち」など、皆神様が来てゐるものとして、慎んでをつた。
— 折口信夫 『国語と民俗学』 青空文庫
苗代掻きもせねばならぬ。
— 徳冨健次郎 『みみずのたはこと』 青空文庫
」 代掻き器械を扱いかねている由次と勝の動作にも同様に腹が立った。
— 犬田卯 『米』 青空文庫
農業の方でいうと、馬耕牛耕の始まる以前から、代掻き用に大きなマグハが用いられだすと、これをあやつるのはみな男である。
— 柳田国男 『木綿以前の事』 青空文庫
石城の長友の長隆寺の鼻取地蔵などは、ある農夫が代掻きの時に、ひどく鼻とりの少年を叱っていると、どこからともなく別の子供がやって来て、その代りをしてくれて、それは農夫の気に入りました。
— 柳田國男 『日本の伝説』 青空文庫
ところが信州などのタナン棒、または田の神さまの腰掛ともとまり木ともいう楊の木は、もう苗代の代掻きの日から立ててあって、固い家では三把の苗を、その田神棒の根もとから採ることにしている。
— 柳田国男 『年中行事覚書』 青空文庫
いよいよ田植となって代掻きえぶりすり、苗もその日の朝取るのがふつうだったが、いそがしい日には、前日の日暮れに取って置くようになった。
— 柳田国男 『母の手毬歌』 青空文庫
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代掻き(しろかき)は、水稲栽培における農作業の一つで、田植えや直播作業の前に水田に水を入れて土塊を砕き、水平に均一にする作業のこと。水稲以外の作物ではレンコンの水田(レンコン田)などでも行われる作業である。なお、代掻きを行わない栽培法(無代掻き栽培)もあるが、イネの品種間で適応性に差異があり、土壌特性や地域立地条件に関しても厳密な検討が必要とされる。
出典: 代掻き — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0