かんかん
かんかん
名詞
標準
hair
文例 · 用例
秋の日がかんかん照りつけるので柿の葉が乾燥してじりじりと巻き上がるのでいつの間にかそっくりと雀を包んで動けないように縛ってしまう。
— 寺田寅彦 『重兵衛さんの一家』 青空文庫
〔以下原稿数枚なし〕 それから松雲閣へ帰って一つ風呂を浴びてやれといふ気持ちで更衣室に行くとこれは又さっきの異人が宿から縞の唐〔桟〕の袷を着せられてかんかんと椅子に座ってパイプをくわいて時事新報を見てゐたもんである。
— 宮沢賢治 『一九三一年度極東ビヂテリアン大会見聞録』 青空文庫
」 小山のかんかん声がひゞいた。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
」かんかん声で呶鳴った。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
この時は日がかんかんと照って土は非常にあつく、竜はくるしさにばたばたしながら水のあるところへ行こうとしました。
— 宮沢賢治 『手紙 一』 青空文庫
しばらくしいんとしましたので二人はも一度叫ぼうとして息をのみこんだとき森の中から「凍み雪しんしん、堅雪かんかん。
— 宮沢賢治 『雪渡り』 青空文庫
道中にも旅店にも、我儘ばかり申して、今更お恥しう存じます、しかし俥、駕籠……また夏座敷だと申すのに、火鉢に火をかんかん……で、鉄瓶の湯を噴立たせるなど、私としましては、心ならずも止むことを得ませんので、決して我意を募らせた不届な次第ではありません。
— 泉鏡太郎 『十和田湖』 青空文庫
ところがきょうも二時間目ころからだんだん晴れてまもなく空はまっ青になり、日はかんかん照って、お午になって一、二年が下がってしまうとまるで夏のように暑くなってしまいました。
— 宮沢賢治 『風の又三郎』 青空文庫
作例 · 標準
彼女の黒く長い髪は、まるで夜空のようだった。その「かんかん」は艶やかだった。
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風が吹くと、彼の乱れた「かんかん」が顔にかかった。
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古い絵巻物には、侍女たちの豊かな「かんかん」が描かれている。
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「ほら、ここに何かついてるよ!」と、子供の「かんかん」を指さした。
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標準
ornamental hairpin
作例 · 標準
舞妓さんが、華やかな「かんかん」を髪に挿していた。
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その着物には、細工の美しい「かんかん」がよく似合う。
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「これ、お母さんから譲り受けた古い「かんかん」なの。」と、彼女は大切そうに髪飾りを見せた。
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簪(かんざし)や「かんかん」など、和装に合う髪飾りはたくさんある。
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