共栓
ともせん
名詞
標準
stopper
文例 · 用例
家人は驚いて騒ぎ悲しんでいるとそこに一人の旅の行者が来かかりその訳を聞き、いわく、今は嘆くともせんかたないだろう。
— 佐々木喜善 『東奥異聞』 青空文庫
「――なんだ、こんな関取みたいないい身体をしてをつて、働きに出ようともせん、……我輩がひとつ、どこか職を世話してやらうかね、……それにも及ばんかな、景気のいい軍需品工場なら、どこだつて、歓迎するだらう、……」 私はにやにや笑つていた。
— 武田麟太郎 『大凶の籤』 青空文庫
これだけ色々とやってみても、がたりともせんじゃないか。
— 海野十三 『鞄らしくない鞄』 青空文庫
神谷 先生たちは、君の暮し向きについて、別に知らうともせんのだな。
— 岸田國士 『沢氏の二人娘』 青空文庫
二郎は物怖ろしくなって、乞食の知らない間に通り抜けようと駆け出しましたが、乞食は別に此方を振向こうともせんで、やはり疲れた風で泣くような胡弓を鳴らしていたのであります。
— 小川未明 『迷い路』 青空文庫
貴樣がいくら我を張つたとて、わしはビクともせんぞ。
— 下村千秋 『天國の記録』 青空文庫
また同時に、これらの事実を馬鹿馬鹿しく誇張しているということも、わたしは立派に知りぬいていたのだが、いかんともせんかたない、わたしはもう自己制御の力がなかった。
— ЗАПИСКИ ИЗ ПОДПОЛЬЯ 『地下生活者の手記』 青空文庫
」私はそういうたなり、とめどのう涙流れるのん拭こうともせんと、いつまでもじっと抱きついてました。
— 谷崎潤一郎 『卍(まんじ)』 青空文庫
作例 · 標準
このアンティークの香水瓶は、本体のガラスと完璧に重なる共栓が美しい。
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共栓付きの試薬瓶は密閉性が高く、中の液体が蒸発するのを防いでくれる。
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瓶を洗うときは、共栓を失くさないように細心の注意を払ってください。
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