弉
弉
名詞
標準
文例 · 用例
それからまたお二人、そのつぎには男神女神とお二人ずつ、八人の神さまが、つぎつぎにお生まれになった後に、伊弉諾神と伊弉冉神とおっしゃる男神女神がお生まれになりました。
— 鈴木三重吉 『古事記物語』 青空文庫
ところがおいたわしいことには、伊弉冉神は、そのおしまいの火の神をお生みになるときに、おからだにおやけどをなすって、そのためにとうとうおかくれになりました。
— 鈴木三重吉 『古事記物語』 青空文庫
伊弉諾神は、「ああ、わが妻の神よ、あの一人の子ゆえに、大事なおまえをなくするとは」とおっしゃって、それはそれはたいそうお嘆きになりました。
— 鈴木三重吉 『古事記物語』 青空文庫
伊弉諾神は、そのあとで、さっそく十拳の剣という長い剣を引きぬいて、女神の災のもとになった火の神を、一うちに斬り殺してしまいになりました。
— 鈴木三重吉 『古事記物語』 青空文庫
伊弉諾神は、まっくらな中から、女神をお呼びかけになって、「いとしきわが妻の女神よ。
— 鈴木三重吉 『古事記物語』 青空文庫
伊弉諾神は永い間戸口にじっと待っていらっしゃいました。
— 鈴木三重吉 『古事記物語』 青空文庫
伊弉諾神はしまいには、もう待ちどおしくてたまらなくなって、とうとう、左のびんのくしをおぬきになり、その片はしの、大歯を一本|欠き取って、それへ火をともして、わずかにやみの中をてらしながら、足さぐりに、御殿の中深くはいっておいでになりました。
— 鈴木三重吉 『古事記物語』 青空文庫
伊弉諾神は、そのありさまをご覧になると、びっくりなすって、怖ろしさのあまりに、急いで遁げ出しておしまいになりました。
— 鈴木三重吉 『古事記物語』 青空文庫