日ならず
ひならず
副詞
標準
before long
文例 · 用例
可愛いこの一族は、土手の續くところ、二里三里、蘆とともに榮えて居る喜ぶべきことを、日ならず、やがて發見した。
— 泉鏡太郎 『木菟俗見』 青空文庫
そんなことでK・S氏の作品展覧会は、逸作の奔走により、来着後数日ならずして、市中の最も枢要な場所に在るデパートに小ぢんまりした部屋を急造させて賑やかに開催された。
— 岡本かの子 『母子叙情』 青空文庫
そして、その二人を殺した餅も、やはり金に眼をつけた村の悪漢の所為であったが、その悪漢も日ならず村はずれの松並木の下で磔殺せられた。
— 田中貢太郎 『地獄の使』 青空文庫
医者はね、お前、手を放してしまったけれども、これは日ならず復ったよ。
— 泉鏡花 『湯女の魂』 青空文庫
――それから日ならずして市ヶ谷に送られましたのです。
— 北原白秋 『わが敬愛する人々に』 青空文庫
芹沢亡き後の新撰組は、当然近藤、土方の天下で、幕府の後押しもあり、京都守護職、松平|容保の信頼もあり、隊の勢は日ならずして隆々として揚り、京洛に劃策する勤皇の志士にとつて、陰然たる一大敵国を成すに到つた。
— 池田屋襲撃 『大衆維新史読本』 青空文庫
さうなつてからは日ならずして二三册のノートの歌が一綴の原稿紙の上にきれいに寫しとられてしまつた。
— 島三題 『樹木とその葉』 青空文庫
初太郎の死後幾日ならずして彼の父は博奕のことから仲間を傷けて、牢屋に送られたのみならずその入獄の際には彼は烈しい眼病をわづらつてゐたとのことである。
— 若山牧水 『古い村』 青空文庫
作例 · 標準
彼は不慮の事故で大怪我を負ったが、懸命なリハビリの結果、日ならずして杖なしで歩けるまでに回復した。
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その画期的な発明のニュースは日ならず世界中に広まり、翌朝には彼の元に取材依頼が殺到した。
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準備万端でプロジェクトをスタートさせれば、日ならず目に見える成果が現れるはずだと確信している。
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