禁を犯す
きんをおかす
表現動詞-五段-サ行
標準
to break the prohibition (law)
文例 · 用例
われは爭でかさる禁を犯すべきと答へき。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
木曾山の背伐りといふ言葉は、序の章に出て來るし、その他の場處にも書いてあるので、ある人から背伐りの嚴禁を犯すとはどういふ意味かと、その解釋を求められたこともあつた。
— 島崎藤村 『桃の雫』 青空文庫
若し人民の師表たるべき官吏にして、服中生子の禁を犯す者は、その官を免ぜられねばならぬ(『唐律』名例律三)。
— 桑原隲藏 『支那の孝道殊に法律上より觀たる支那の孝道』 青空文庫
これが普通の少年少女であったとしたら、たとえ無断外出を厳禁されたとしても、案外に禁を犯す者が多かろう。
— 豊島与志雄 『文学以前』 青空文庫
特殊の個人には何回も繰返して禁を犯す者もあるが、一般的にはごく少い。
— 豊島与志雄 『文学以前』 青空文庫
斯くても其禁を犯すものあれば、其自制力の乏しきを罵るべきである。
— 吉野作造 『蘇峰先生の『大正の青年と帝国の前途』を読む』 青空文庫
ところがその刑罰の有様が如何にも真に逼って、観る者をして悚然たらしめたので、その後ち禁を犯す者が跡を絶つに至ったということである。
— 穂積陳重 『法窓夜話』 青空文庫
人民入るべからずの官有林にはいって、盗伐の厳禁を犯すものが続出した。
— 第二部下 『夜明け前』 青空文庫