自由の身
じゆうのみ
表現名詞
標準
freedom
文例 · 用例
そこでしばらく自由の身になった少年はよく旅行をした。
— 寺田寅彦 『アインシュタイン』 青空文庫
わたしは翌朝、会社の方へちょっと顔出しをして、すぐに根津へ廻ろうと思っていたのであるが、会社へ出るとやはり何かの用に捉えられて、午前十一時ごろにようよう自由の身になった。
— 岡本綺堂 『深見夫人の死』 青空文庫
吉弥はまた早くこの厭な井筒屋を抜けて、自由の身になりたいのであった。
— 岩野泡鳴 『耽溺』 青空文庫
わしは自由の身に生まれたアメリカ人だ、何でも受け入れたさ。
— A STUDY IN SCARLET 『緋のエチュード』 青空文庫
そを六日間に拂ひ給はゞ、君は自由の身なるべく、さらずば君が身は、生きながらか、殺してか、我物とせではおかじ。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
われは囹圄の苦を嘗め、懷裡に死を藏して又自由の身となり、波立てる海を隔てゝソルレントオより拿破里を望み、また聖オノフリイ寺の※樹の下に坐し、戴冠式の鐘聲カピトリウム街頭に起るを聞けり。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
なお典獄は威儀|厳かに、御身の罪は大赦令によりて全く消除せられたれば、今日より自由の身たるべし。
— 福田英子 『妾の半生涯』 青空文庫
その絆が自然に切り放されて、自分は今初めて自由の身となった。
— 岡本綺堂 『両国の秋』 青空文庫
作例 · 標準
「やっと全てのローンを完済した!明日からは返済のために必死に働く必要のない、自由の身になれるんだ」
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長年にわたる過酷な刑期を終えた彼は、ようやく重い刑務所の門を出て、外の空気を吸いながら自由の身を噛み締めた。
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大きなプロジェクトの責任者という重圧から解放されて自由の身になったはずなのに、なぜか心にぽっかりと穴が開いたようだ。
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