横っ面
よこっつら
名詞
標準
side of the face
文例 · 用例
それがまた喧嘩のはじまりで、気の早い富蔵は相手の横っ面をぽかりとなぐりつけると、藤吉はかっとなって富蔵の胸倉を引っ掴むと、そのはずみに喉を強く絞めたとみえて、富蔵はそのままぱったり倒れてしまったので、藤吉はびっくりして逃げ出した。
— むらさき鯉 『半七捕物帳』 青空文庫
「野郎返事をしないか」 半ちゃんがいきなり起って往って、壮い男の横っ面を撲りつけた。
— 田中貢太郎 『春心』 青空文庫
「馬鹿野郎」 半七はその横っ面をぽかりと殴りつけると、怪物はあっと悲鳴をあげた。
— 幽霊の観世物 『半七捕物帳』 青空文庫
あまりの驚愕に涙も出ない由五郎は、いきなり女房の横っ面を殴り飛ばした。
— 少年少女の死 『半七捕物帳』 青空文庫
二人は入口の土間を転げまわって揉み合ううちに、友蔵は善八を突きのけて表へ跳り出ようとする、その横っ面に半七の強い張り手を喰らわされて、思わずあっと立ちすくむところを、再び胸を強く突かれて、彼はあと戻りして土間に倒れた。
— 二人女房 『半七捕物帳』 青空文庫
私はその手を振り切って、奴の横っ面を殴った。
— 葉山嘉樹 『淫賣婦』 青空文庫
だが私の手が奴の横っ面へ届かない先に私の耳がガーンと鳴った、私はヨロヨロした。
— 葉山嘉樹 『淫賣婦』 青空文庫
私はもう少しで、人前をもかまわず、ずかずかっと彼女のそばへ走りよって、力一ぱい彼女の横っ面を殴りつけてやるところだった。
— 平林初之輔 『秘密』 青空文庫
標準
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