浮いた噂
ういたうわさ異読 ういたウワサ
表現多音語
標準
amorous rumour (rumor)
文例 · 用例
商売柄で若い時には随分浮いた噂もきこえたが、この十年以来は慾一方に凝り固まっているとかいうので、近所の評判はあまり好くなかった。
— お化け師匠 『半七捕物帳』 青空文庫
しかしお伝は二年越しここに奉公している正直者で、今までに浮いた噂などは勿論なかったと亭主は証明した。
— 鬼娘 『半七捕物帳』 青空文庫
身持もよくて、これまでに浮いた噂もないという。
— 岡本綺堂 『恨みの蠑螺』 青空文庫
「小三津は堅い女で、これまで浮いた噂も無し、今でもそんなことは無いらしいというのですが……」と、亭主は首をかしげながら云った。
— 唐人飴 『半七捕物帳』 青空文庫
と云って、別に道楽をするという噂も無いようです」「お半は四十を越しても水々しい女だというが、それにも浮いた噂はねえのか」「それがね、親分」と、松吉は小膝をすすめた。
— 幽霊の観世物 『半七捕物帳』 青空文庫
情夫でもあるのかと訊けば、お冬さんは町でも評判のおとなしい娘にて、浮いた噂などかつて聞いたこともないという。
— 岡本綺堂 『慈悲心鳥』 青空文庫
お里はことし十八で、とかくにいろいろの浮いた噂を立てられ易いここらの茶屋娘のなかでも、初心でおとなしい女という評判を取っていることは、お絹もかねて聞いていた。
— 岡本綺堂 『両国の秋』 青空文庫
人気稼業はしていても、まだ十六の六三郎ですから、江戸にいた頃には一度も浮いた噂を聞かなかったのですが、どうもこの頃は様子がおかしいと、一座のうちでも年嵩の者は眼をつけるようになりました。
— 岡本椅堂 『子供役者の死』 青空文庫
作例 · 標準
例句