雲々
雲々
名詞
標準
文例 · 用例
私は他の雲々を見た。
— 中島敦 『光と風と夢』 青空文庫
空の雲々が銀碧色にかがやき出した。
— THE HONOUR OF ISRAEL GOW 『作男・ゴーの名誉』 青空文庫
恰も行雲々裡に輝く、太白星の如し。
— 石井研堂 『釣好隠居の懺悔』 青空文庫
反乱と蜂起と同盟罷工の群集、一つが他を誘う雲霞のような進出、あらゆる雲々、大建築、橋、道路、停車場、一切の広場と十字街が宮殿が、彼等によって支持され動かされ、運ばれ、遥か彼方、未知の世紀の方に向って移動させられて行くように見える。
— 百田宗治 『騒擾の上に』 青空文庫
又、顳※を薫り佳き桃金嬢もて飾り付け、さて軽々と私を空に連れ去つた彼女らは雲々の間を抜けて、薔薇の葉に仮睡みゐたりし私を運び、風神は、そが息吹きもてゆるやかに、我がささやかな寝台をあやした。
— VERS DE COLLEGE 『ランボオ詩集≪学校時代の詩≫』 青空文庫