丸っこい
まるっこい
形容詞
標準
round
文例 · 用例
これから支度をするのにそう手早くできてたまることかなと婆やは思いながらもせわしない気分になって丸っこい体を転がるように急がせた。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
「お前はまだ女郎買いはしめえな」「冗談じゃないよ、学生さん」 渡瀬は十三四らしいその小僧の丸っこい坊主頭を撫でまわした。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
しかし銀子は千々に思い惑い、ある時ぽつぽつした彼女一流の丸っこい字で、母へ手紙を書き、この結婚|談の成行きを占ってもらうことにした。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
それでも何の気なしに中に入るとうす暗い中に婆さんと向いあって思い掛けず娘が丸っこい指先で何かして居た。
— 宮本百合子 『グースベリーの熟れる頃』 青空文庫
」 自分の肉つきの好い丸っこい肩に両手を互え違えにして体を左右にゆりながら千世子は云ったりした。
— 宮本百合子 『蛋白石』 青空文庫
薄穢く丸っこいところから、細々したことに好奇心を抱くところ、慾張りそうなところ、睦まじく互いにそっくり似合っている。
— 宮本百合子 『明るい海浜』 青空文庫
その手前に表通りの砂糖問屋の磨きあげた、黒塗りの窓のある住居蔵があって、お糸さんという豊かに丸っこい娘さんの琴の音がよく聞えていたが、隣りに、とてもみじめな乏しい母子二人の荒物屋があって、小娘のおとめさんもお婆さん見たいにうつむいて、始終ふるえているように見えた人だった。
— 長谷川時雨 『源泉小学校』 青空文庫
世界の丸っこい道理がズンズンとわかって来るように思いましてね……まったく……ヘエ……。
— 夢の久作(夢野久作) 『人間腸詰』 青空文庫
作例 · 標準
浜辺で拾った丸っこい小石を、宝物のように机の引き出しにしまっておいた。
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そのキャラクターの丸っこいフォルムが可愛らしくて、ついぬいぐるみを勝ってしまった。
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焼きたてのパンは、丸っこくてふっくらとしていて、見ているだけで幸せな気分になる。
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